2004年 9月10日(金)『たまゆら〜玉響〜』
  風来音 まほら 改め “そらちね”命名コンサート
   京都文化博物館 別館ホール


 

   風来音 まほら 神戸ライブ報告!! 
     2003 年
3 月 9 日 (日)
       神戸酒心館ホール 豊明蔵         
    下記に寄稿文をいただきましたので、ここに掲載いたします。

      

  ドン!ドン!ドン!と空気を震わせる音。引き締まった肉体が、力強く枹を振るい緊張の一瞬と躍動。観る者に有無をいわせぬ説得力で迫り来る。心は舞台に吸い込まれてゆく・・・。そんな和太鼓演奏とは一味違う面白いコンサートがあった。
  軽やかに流れ、天高く昇り行き、宙に漂う、波間に浮き、雑踏にもまれ、崇高な自然の光景に感動し、生の喜びに踊り跳ねる・・・・。そんな気分にさせてくれる。わずか三人のグループ、太鼓・篠笛・マリンバ・三味線・木魚などを用いただけだが、豊かである。賑やかな“市”の立つ日の雑踏、雲間から零れる光、命を漲らせて現われる春の芽吹き、母なる海を想わせるタイトルの“恒海”。金、銀の波頭がかいまみえる“金波銀波”太古より流れ続け、文明をはぐくんできた大河“ユーフラテス”人類の興亡を視つめてきた大河は、今、新たな流血の瀬戸際にある。音楽を〔ことば〕で現わすことの愚はさけたい。
  現われて、すぐ消滅するはかない音の数々。和太鼓の音だけでは現わし切れないような情感を含む表現を篠笛の音が道案内してくれる。時には激しく強く、優しくそうっとゆっくり長く響くメロディー。澄んだ音色で流れるごとく心地好く繰り広げられるマリンバの音色。心を吸い寄せられるてしまう一刻だった。〔まほら〕という古来の理想郷名を掲げてのグループ、その“理想郷”の名の下に“題名”と“演奏曲”で編み上げられた想像世界を追体験し、咀嚼し、解きほぐしていくと想像力を刺激される知的な楽しみもあるコンサートであった。
                     フリーライター 蛇原 伸

    

       

      主催 : 風来音
      協賛 : 京都精華大学
      後援 :(財) 神戸市民振興文化財団
         : (株)神戸酒心館              

         : 太鼓屋 六右衛門
             
              

           


Taki's ライブ報告 vol. 1                   

  会
には大勢の方々がお見えになりました。ありがとうございます。訪れた皆さんは、まず酒蔵ホールの和やかな雰囲気にリラックスし、まほらが奏でる音楽を心待ちにしてくれる、そんな期待感に溢れていました。「まほらのテーマ」から始まり、「市」「光の道」「空輪」「颯踏」休憩 きき酒タイム、そして二部は「木野AWAKE」「ぽ」「恒海」「金波銀波」「ユーフラテス」「韋駄天」と盛り上がっていきました。お帰りになる時の皆さんは、皆、にこやかな笑みを浮かべておられて、楽しんでいただけたようです。春サンキューというように、春らしさ、花いっぱいの音色でまほらの空間を共有してもらいたいと願い、曲つくり、演出、構成をしました。私も気持の良いまほら場が創れて、幸せいっぱいの気持になりました。

 

ライブ報告vol. 2                        

 やっぱり身体が自然に動いてくるようなリズムが好き。
『木野AWAKE』はそんな曲です。休憩後の2部あたまは、この曲からはじめました。これを聞いたらみんな桶太鼓がたたきたくなるんとちゃうかなあ?
2部のテーマは、春のいぶき。ウキウキしてくるわけです。

   
                   photo 丸山 晃

                    

ライブ報告vol.3                       

春の芽吹きを木魚でうたった「ぽ」
前から木魚で遊びたかったんだよね。土の下からひょっこり顔を出すつくし!新しい春の息吹! 何だかくすぐったい可愛らしい音。ぬくもりの音。まさに、
!! とっても気に入りました。

     
      
                  
photo 丸山 晃

まほらライブ報告vol. 4                        

 空を翔る「韋駄天!」まっすぐ生きていきたい!心晴れ晴れと!
そんな気持でこの曲は全身で打ちます。まほらでは韋駄天に笛のテーマメロディも乗せます。ライブのトリ曲だったのですが、メンバーの山内、川原崎もヘロヘロになる寸前まで 嫌と言うほどたたきまくります。爽快ですっ!

      
                  photo 丸山 晃

 


  * 和太鼓ユニット 小編成企画 まほら  風来音

          

*まほら
・・・古語で意味は理想郷。
         「まほらま」「まほろば」とも

 風来音の解釈 =やわらかな心地よい風が吹く、心のふるさと

  滝本ひろこが和太鼓で世界をHAPPYに!を旗印に、2000年に結成した和太鼓ユニット。まほろばという理想郷をさす言葉〜やわらかな心地よい風が吹く 心のふるさと〜を意味して名づけました。メンバーは、川原崎能弘、山内利一の三人。
 和太鼓の響き【大地】と篠笛の響き【天】で奏でる、心安らかな理想郷 まほらの調べ。 そこには天空を翔けた火の鳥が舞い降り、大地を祝福し輪舞する。 和太鼓を中心に篠笛、三味線、マリンバなどさまざまな音色でオリジナル曲 や現代音楽などを奏でた、人のいぶきをのせたコンサート。 どこか懐かしく、心はずんでくる、明日の夢につながるひとときを願って。

*風来音 滝本ひろこソロによる和太鼓、篠笛コンサート。
デュオは、
山内利一(和太鼓、打楽器、三味線)を加えてのコンサート。ユニットは更に、川原崎能弘を加えての (和太鼓、打楽器)の編成があります。
このユニットは特に
まほら として活動しています。小さなイベントから大きな催しまでクォリティ高い企画が可能です。また、滝本ひろこは、他ミュージシャンやアーティストとのセッションを意欲的に挑戦していくつもりです。興味ある方、一緒にやりたいという方はお声かけください。詳しくは風来音まで。